協会に反論 「貴乃花文書」入手

01/30 18:56
不祥事に揺れた相撲協会。理事選が3日後に迫る中、理事会で配られた、いわゆる「貴乃花文書」を入手した。
頭から布をかぶり、車の後部座席に座るのは、大相撲十両の大砂嵐。
1月3日に、大砂嵐の乗った車が、長野県内で起こした追突事故。
警察は、日本で有効な運転免許を持っていない大砂嵐が運転し、事故を起こしたとみていて、本人と妻から事情を聴き、容疑が固まり次第、大砂嵐を書類送検する方針。
不祥事が相次ぐ相撲界。
3日後に控える運命の理事選が注目される中、番組は、貴乃花親方自身がしたためた、ある文書を入手した。
入手したのは、いわゆる「貴乃花文書」。
2017年12月20日に、元横綱・日馬富士による暴行事件の発覚後、初めて行われた理事会で、貴乃花親方が配布した文書。
9ページにわたる文書の最後には、貴乃花親方直筆の大きなサイン。
急いで作成したのか、「白馬富士」と間違えているところも。
貴乃花親方の報告書には、「中間報告に事実と異なる部分が数多く存在するのは、関係者が危機管理委員会に対し、真実を語っていないことによるものと考えられます」と記されていた。
文書には、当時、日本相撲協会がまとめた中間報告への反論の数々が記されていた。
協会は、貴ノ岩がスマホを操作したタイミングについて、「白鵬らの説教が一段落したと考えた貴ノ岩が、スマートフォンを操作し始めた」としている。
しかし、貴乃花文書では、「貴ノ岩に確認したところ、説教が終わって20分くらいたったあと、一番端の席で、一瞬だけ画面を確認したのみです」と、スマホを操作したのは、説教が終わってから相当あとだったと主張している。
暴行事件の発覚当時、巡業部長だった貴乃花親方。
相撲協会は、報告なしに警察に被害届を提出していたことも問題視していたが、貴乃花親方の報告書には、「警察に協会への連絡をお願いし、警察は、一定の捜査をしたうえで協会に報告し、私自身も理事長宛(て)に詳細な書面を提出しているのですから、理事・巡業部長の責務を果たしているものと確信しております」と記されていた。
さらに、暴行事件が報道された11月中旬、協会幹部が、こぞって明るみに出ないよう、迫ってきたという。
貴乃花親方の報告書には、「八角理事長、尾車理事、鏡山理事、春日野理事は、私に対し、11月14日ごろから、執拗(しつよう)に『内々で済む話だろう』と言いながら、被害届の取り下げを要請してきましたが、警察に任せた以上、私は応じませんでした」とあった。
こうした文書が出てくる背景について、東京相撲記者クラブ会友で、取材歴50年の大見信昭氏は、「理事選が目前に迫っているから、それを意識したような出方。貴乃花親方と協会サイドという見方をすると、一方が出すと、一方がまた違ったものを出す。一連の出方を見ると、明らかに八角理事長体制 vs 貴乃花一門との対立構造が、おのずと浮かび上がってくる」と語った。
相次ぐ不祥事の発覚は、リーク合戦だと指摘する。
大見信昭氏は、「この文書が、どの程度、理事選に影響するか、なんとも言えないが、少なくとも八角理事長の采配に対して、かなり大きな揺さぶりではある」と語った。

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