「串カツ田中」 新卒ばかりの店舗の狙い

04/12 00:40
新入社員ばかりの新店舗がオープン、その狙いとは。

11日、東京・日本橋にオープンした串カツ店。
通常の店とは、少し違う。

研修センター店、つまり、新入社員の研修所でありながら、お店でもあるという、新しいスタイルの店舗。

初めてのオーダーに、威勢のいい掛け声。
この元気な店員12名は、全員新入社員。
ほぼ満席となった店内では、オーダーを間違えたのか、ビールを持ってうろうろする姿も。

そんな新入社員たちを指導するのは、若くして各店舗の店長を務めた、経験豊かな先輩社員。
この店では、社員の成長をお客様に見守ってもらう代わりに、ドリンクの多くを216円に価格を下げて提供。
通常、430円の生ビールも、ほぼ半額。

来店した客(30代)は「(安く飲める)それが一番うれしい。こんなこと言って大丈夫かな」、来店した客(50代)は「とても初々しくて、いいんじゃないですか」と話した。

なぜ、串カツ田中は、あえて新入社員ばかりの店をオープンさせたのか。

この新入社員たちは全員、将来有望な店長候補生。
全国1,000店舗展開を目標に、急速に店舗拡大を進める串カツ田中にとって、店の経営を任せられる社員の育成は、まさに成長戦略の要。

串カツ田中 石川一希研修センター長(28)は「1,000店舗達成するためには、人員の確保が重要になってくる。新入社員の離職率低下が、まず第一の目的」と話した。

新入社員の3年以内の離職率が最も高いとされるのが、宿泊業や飲食サービス業。
3年以内に、2人に1人は離職しているのが現状。

そこでスタートさせたのが、この研修センター店。
先輩とコミュニケーションを取りながらの実践研修で、現場に出たときに自信につながるスキルを身につけ、新入社員の定着率を上げていきたい考え。

串カツ田中 新入社員・寺島 亜里紗さん(22)は「切磋琢磨(せっさたくま)しあいながら、同期との絆も深まるし、(先輩が)常に気にかけてくれたり、優しくしてくれるので、相談しやすい」と話した。

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