財務省セクハラ問題 “上から目線の呼びかけ”が波紋

04/17 18:06
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑。

街の人は「ジタバタしてもしょうがない」、「普通に聞いたらセクハラ」などと話した。

渦中の福田淳一事務次官が、財務省を通じてセクハラ疑惑を全面否定してから一夜明けた、17日朝。

財務省・福田事務次官は、記者からの「あらためて辞任する考えは?」、「ご自身の口で説明する考えは?」などの問いかけに、無言を貫いた。

このニュースは「日本では、被害者は批判されることをおそれて、公表することに消極的です」、「上級官僚がセクシュアルハラスメントを否定」などと、海外でも報じられている。

「福田事務次官との間で週刊誌報道に示されたようなやりとりをした女性記者がいらっしゃれば、調査への協力をお願いしたい」。

この問題をめぐっては、「被害者側の話を聞くため」として、財務省がとった“上から目線の呼びかけ”が、波紋を広げている。

財務省は、女性記者への調査を弁護士に委託。
しかし、その委託先は、身内ともいえる財務省の顧問弁護士だった。

野田総務相は、「相手側の関係者とどうしてもとらえられる。被害者の立場に立てば、高いハードルだ」と述べた。

自民党・小泉筆頭副幹事長は、「橋本聖子参院会長からは、“福田次官問題についての財務省の対応は、国民の感覚としては、ずれている”、“財務省は襟を正してもらいたい”という発言があった」と述べた。

記者団からの質問に、麻生財務相は「(顧問契約を結んでいない方に依頼するということは?)全然つきあいのない弁護士にお願いしますっていう話はできますかね? もうちょっと常識的な話をしようや」、「(公平性に欠けるのでは?)どうすればいいってわけ? 公募しろってわけですか? 具体的なことを言えや」、「(女性が名乗り出なければ、事実の認定はしない?)相手側の音声が聞こえないかぎりは、消してありますからね、あの音声は。聞いたんだろ?」、「(相手側の声を出したら誰かわかってしまうから、隠すのは当然じゃないですか?)だけど、そのことに関して、こちら側も、それを公平性を聞くために弁護士事務所を使って、弁護士にやってくださいと」と述べた。

街の人からは「(麻生大臣は)言っていることが、ちんぷんかんぷん。国民の感情とかを全く無視しての発言」、「(名乗り)出たくない。自分だったら、できれば隠しておきたい」などの声が聞かれた。

あるべき調査の形について、セクハラ問題にくわしい武井 由起子弁護士は、「仮に被害者が名乗り出たとしても、その方の所属とか名前とかが、財務省の方にストレートにいく。第3者委員会という形を作って調査をするのが一番適切だと思う」と指摘する。

麻生財務相は、“被害者が名乗り出ない限りは、セクハラを事実と認められない”という考えを示しているが、野党は、財務省の一連の対応を厳しく批判している。

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