在位中“最後”の被災地ご訪問 東日本大震災への思い

06/09 18:21
天皇皇后両陛下は、全国植樹祭への出席などのため、福島県を訪問された。
2019年4月末の退位を控え、東日本大震災の被災地訪問は、今回が最後となる見通し。

9日午後、新幹線の臨時専用列車で福島県に入られた、天皇皇后両陛下。

最初に向かわれたのは、自宅が帰宅困難地域に指定されている人などのために造られた、いわき市の復興公営住宅だった。

この住宅に、2018年2月に入居した根本 キヨ子さん(82)。
震災の前日、最愛の夫を亡くした。

根本さんは、「ちゃんとしたお葬式をやってあげたかったけど、できなかった。それが一番心に残っている」と話した。

震災後、住む場所を求めて転々としてきたが、ようやく腰を落ち着けることができたという。

根本さんは、「今までバラバラで、住むところも狭くてという感じだったから、(この住宅を)陛下が見ていただければ、安心されるのかなと」と話した。

両陛下は、9日午後、入居者たちと懇談された。

両陛下は、「ご家族は元気ですか」などと、声をかけられた。

東日本大震災の発生以降、1日も早い復興を願い、被災地に足を運ばれてきた両陛下。

両陛下は9日夜、いわき市内でフラダンスのショーをご覧になる。

この施設は、震災で被害を受け、ショーを開けなかったため、彼女たちは避難所を回ってフラダンスを踊り、被災者を励まし続けた。

震災当時のメンバー・猪狩梨江さんは、「福島というと地震、津波、プラス原発事故があったので、福島の人が来ない状況だった。全国に、福島は元気だよというアピールをしましょうと」と話した。

震災から7年。

復興の象徴的な存在となった彼女たちは、両陛下の訪問を楽しみにしている。

キャプテン・鈴木晴奈さんは、「この機会に感謝しながら、大切に踊りを踊りたいなと思います」と話した。

両陛下は10日、全国植樹祭の式典に臨まれる。

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