米朝会談直後「拉致問題」の行方 モンゴルで日朝接触へ

06/13 19:45
歴史的な会談から一夜。日朝間に新たな動き。

朝鮮の一行が13日、モンゴル入り。
日本側と接触を図るものとみられている。

米朝首脳会談から、一夜明けた13日。
FNNのカメラが、モンゴル・ウランバートルの空港でとらえたのは、14日から2日間の日程で開催される国際会議に出席する、北朝鮮のシンクタンク関係者とみられる一行。
日本政府は、この国際会議に外務省の参事官らを派遣し、北朝鮮側と接触を図る方針。

拉致問題解決の糸口となるのか。

一方、北朝鮮の朝鮮中央テレビは13日、「金正恩(キム・ジョンウン)同志とアメリカ合衆国のトランプ大統領は、歴史的なシンガポール首脳会談の共同声明に署名しました」と、米朝首脳会談について報じた一方、拉致問題には一切触れられなかった。

トランプ大統領は12日、「(拉致問題は)安倍首相にとって大きな問題で、これについても話し合った。(共同声明)文書には入れなかったが、話し合いは続ける」と述べた。
トランプ大統領は、「金委員長と拉致問題についての話はした」としたものの、金委員長の反応については、明らかにしなかった。

そのトランプ大統領と、12日夜に電話会談した安倍首相は、拉致問題の提起に感謝の意を伝えたとしたうえで、「日本が北朝鮮と直接向き合い、解決していかなければならないと決意している」と述べ、拉致問題の解決に向けた首脳会談の必要性に言及。

また電話会談では、トランプ大統領から、金委員長がこれまで繰り返してきた「あの立場の表明」がなかったとの説明を受けたという。

自民党の萩生田幹事長代行は、「金委員長は、今までこの問題は『解決済みだ』ということを公の席で言ってきたが、(米朝会談では)そういう反応がなかったことは、大きな前進だと思う」」と述べた。

今回の会談を受け、「悲観はしていない」と語ったのは、横田めぐみさんの母・早紀江さん(82)。
横田早紀江さんは「本当に奇跡的なことが起きたという思い」、「あとは日本が必死でやるしかない」、「やっぱり、目が開いている間に『よく帰って来たね』、『本当に頑張ってくれたね』と、お互いが一瞬でもいいから、会える時間を与えてほしい」などと語った。

一方、田口八重子さんの兄で、家族会の代表・飯塚繁雄さんは、「アメリカの強い態度、強い姿勢で、『日本人被害者を全部帰せ』、『速攻帰せ』と、『じゃあ帰します』という確認を取りたかった」と述べた。

また、北朝鮮から2002年に帰国した曽我 ひとみさんは、「もっと具体的な答えを引き出してほしかった。安倍首相には、ぜひとも日朝会談を開催すべく、行動してほしいと切望します」とコメントした。

拉致被害者やその家族が望むのは、日朝首脳会談の早期実現。
安倍首相のブレーン、飯島 勲内閣官房参与に聞いた。

飯島内閣官房参与は、「(トランプ大統領が拉致問題を聞いて、金委員長はどう答えたか?)少なくとも米朝会談は、アメリカと北朝鮮の問題。拉致は日朝問題。ですから、(拉致問題について)しないとかするとか、こうだとかっていうことは、金委員長は言っていないと、わたしは理解している」と語った。

2002年に、拉致被害者5人の帰国を実現させた小泉訪朝にも同行していた飯島氏。
今後に向けては、飯島内閣官房参与は「(いざとなったら、北朝鮮は日本との会談に応じるのか?)わたしは、せざるを得ないと思う。経済支援含めて、拉致問題。平壌(ピョンヤン)宣言を無視することはできませんから。これは、アメリカも北朝鮮も承知しているはず」、「北朝鮮の経済復興などを支援できるかというと、拉致問題を解決しないと、1円も支援できない」、「安倍首相は間違いなく、お願いしなくても、何しても、堂々と北朝鮮と渡り合うチャンスが来たというふうに、わたしは見たいですね」などと語った。

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