「遺骨」は誰に...親族が“争い” 松本元死刑囚を火葬

07/09 19:29
9日、火葬された松本 智津夫元死刑囚。
死刑直前、本人が四女に渡してほしいと言った遺骨をめぐり、今、対立が起きている。

オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと、松本 智津夫元死刑囚の死刑が執行されて3日。

9日午前6時すぎ、松本元死刑囚と土谷正実元死刑囚の遺体を乗せた車が東京拘置所を出た。

車は、直線距離でおよそ30km離れた、東京・府中市の多磨葬祭場へ。
そして、火葬を終え、午前8時すぎに斎場を出た車は、午前10時前、東京拘置所に戻った。

今後の焦点は、遺骨を誰が引き取るのか。
実は、遺骨をめぐっては、松本元死刑囚の親族の間で対立が起きている。

妻との間にもうけた、4人の娘と2人の息子。
松本元死刑囚は、刑の執行直前、担当刑務官に対し、遺灰を四女に引き渡してほしいと伝えたという。

四女は、現在29歳。
すでに教団との関係は断っていて、2017年11月には、「わたしが生まれた時、父はすでに教祖であり“グル”でした。わたしは、一度も直接『お父さん』と呼んだことがありません」と、両親と縁を切ったとして、記者会見を行った。

なぜ、松本元死刑囚は、遺骨の引き取り手として、四女の名前を挙げたのか。

フジテレビ・社会部の平松秀敏デスクは、「なぜ四女を選んだのかというのは、ちょっとわからない。ただ、そういう事実はある。拘置所の規定からすると、本人の意志が最優先されるらしいので、このままいくと、四女側に遺骨が渡る」と話した。

意思表示は口頭でよく、サインなどはいらないという。

これに対し、松本元死刑囚の妻と次女、三女、長男、次男の5人は連名で、「松本 智津夫の精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはあり得ない」と、遺体は、配偶者である妻に渡すべきだとの要求書を法務省側に提出した。

法務省は、松本元死刑囚本人の意思を受けて、遺骨を四女に引き渡す方針で、四女の代理人である滝本弁護士らと調整を進めている。

しかし、当の四女は、遺骨を持つことに身の危険を感じるため、しばらく東京拘置所で保管してほしいと申し出たそう。

フジテレビ・社会部の平松秀敏デスクは、「松本元死刑囚の遺骨は、アレフにとってみれば神の一部。信者が奪い返しに来る可能性は十分ある。教祖が死んで戻ってくるということは、教団の勢いが今後増す可能性がある。再度暴走する可能性もあるので、そのあたりを公安当局は気にしている」と話した。

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