学校再開「ホッとしました」 子どもたちの“1番の願い”

07/13 19:29
被災地の一部の小学校では、13日から授業が再開されたところもある。
いつもとは違う週末を過ごす、子どもたちの表情を追った。

「ねぇ断水大丈夫?」、「(断水に)なってる?」などと言葉を交わす子どもたち。

大雨特別警報が出されたあの日から、1週間。
一時、交通網がまひし、陸の孤島と化していた広島・呉市では、28の小中学校で授業が再開され、子どもたちが元気に登校した。

1週間ぶりの友達との再会に、子どもたちは「久しぶりにみんなと楽しく会話ができて、とてもうれしかったです」、「みんな元気そうで、とてもホッとしました」などと話した。

しかし、通常通りの授業とはいかない。

先生は「大休憩もないし、お昼もないので、5分刻みの日程で、12時25分までフルで勉強して帰ります」と話した。

インフラが整わず、給食が作れないことなどから、5時間目までを昼すぎまでに行うという過密スケジュール。

一方で、いまだ学校再開のめどが立っていない地域も。

「(息子が)今、中学2年生なんですけど、勉強ができる状態じゃないので、学校も含めて崩壊してますし。家はこんな状態で、もう本当に先が見えないような...」と語るのは、岡山・倉敷市真備町の小野勝敬さん(46)。
息子の翔太郎君(13)と家の片づけに追われていた。

50人もの犠牲者が出ている真備町。
町の4分の1が水没し、小野さんの家も1階天井部分まで水が達し、半壊状態。
現在は、避難所生活を強いられている。

翔太郎君が通う中学校は、依然、再開のめどが立っておらず、13日は、駆けつけた友人たちも家の片づけを手伝っていた。

小野 翔太郎君は、「(手伝ってくれて)ありがたいなと思いますね。大切な友達なので、ありがたい。元通りの生活になってから、この家で生活したい。この家がいいですね」と話した。

日常から遠く離れてしまった現実。
避難所となっている小学校は...。

「やりたいこと? 早くおうちに帰りたい!」と話す、ブラジル人のお父さんを持つ小学1年生のペレイラ・カリナちゃん(7)も、自宅が水没し、小学校に身を寄せている。

お昼前、靴を履き、どこかへ出かけるカリナちゃん。

カリナちゃんは「パソコンルームです」と話した。

実は、真備町では12日、教員たちの呼びかけで、避難所に学習ルームを開設。
カリナちゃんは、初めてそこに行くのだという。

しかし、すぐに出てきてしまった。

カリナちゃんは、「(何が無理だった?)お兄ちゃんとお姉ちゃんしかいなかった。まだ1年生だから、できない...」と話した。

学習ルームにいたのは上級生ばかりで、カリナちゃんにはちょっと難しい勉強だったよう。

「帰りたいもんな? 夏休み何もできないもんな、ごめんね」と話すカリナちゃんのお母さんが「何が大変?」と聞くと、カリナちゃんは「ない!」と答えた。

真備町の小学校は、このまま臨時休校を延長し、来週後半からの夏休みに入るという。

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