“アポ電”殺人 事件前に容疑者浮上していた

03/14 19:45
東京都内で相次いだ“アポ電”事件が急展開。

男3人が逮捕されたが、容疑者の1人は、80歳の女性が殺害される前から警察にマークされていたことが、わたしたちの取材で明らかになった。

事件は防げなかったのか。

「2月8日に警視庁の捜査1課の方が来て、カメラを取りつけたいんだけどって話で」。

東京・江東区で2月、加藤邦子さん(80)が殺害された“アポ電”強盗殺人事件をめぐり、新たな事実が明らかに。

警視庁の捜査により、加藤さんが殺害される前に、3人の容疑者のうち1人は浮上していたことがわかった。

元警視庁捜査1課・大峯泰廣氏は、「行動確認されていれば、江東区の事件は発生しなかった」と話した。

格闘技のリングで、軽快なフットワークを見せる男。
東京・江東区で2月、加藤邦子さんが両手足、そして口を粘着テープで巻かれた状態で殺害された事件の容疑者として、13日に逮捕された。

強盗殺人などの疑いが持たれているのは、土木作業員・小松園竜飛容疑者(27)。
そして、無職・須江拓貴容疑者(22)と酒井佑太容疑者(22)の3人。

警察の調べに対し、3人は「身に覚えがない」、「何の話かわからない」などと話し、容疑を否認している。

小松園容疑者の自宅のベランダには、洗濯物が干されたまま。

近所の人は、「(小松園容疑者の体格は)がっちり。背はそんなに大きくなかったと。ちょっと関わりたくない感じ。泥酔してしまってタクシーから降りられなくて、大騒ぎしていた」、「わめき散らして帰ってくる。何人かでここに来て、『お前んちここだろ』とか言ってたから」などと話した。

近所で、たびたびトラブルを起こしていたという小松園容疑者。

格闘技をしていたことは、近所でも知られていた。

近所の人は「あのお兄ちゃんがねと思って」、「格闘技やってるから」などと話した。

さらに近所で取材を進めると、小松園容疑者が、東京・江東区の事件前から、警察にマークされていたことがわかった。

渋谷区でのアポ電強盗が発生したあとの2月の上旬、小松園容疑者の自宅近くにある家に、警視庁が防犯カメラの設置を行ったという。

一連のアポ電強盗事件。

1月には、渋谷区初台で発生。
2月1日には、笹塚で。
さらに28日、江東区で加藤さんが殺害される事件が起きた。

しかし、この事件の20日前には、警察が、川崎市にある小松園容疑者宅の近くに防犯カメラを設置していたことがわかった。

カメラは、小松園容疑者がアパートに出入りする様子が映る位置に設置されていた。

防犯カメラの設置を依頼された人は、「2月8日に警視庁の捜査1課の方が来て、このへんをウロウロしていて、カメラを取りつけたいんだけどって話になって、どこがいいかなって。(何の事件のと?)強盗って言ってましたよ。それがアポ電だと思います。強盗ということですね」と話した。

20日前に容疑者をマークしていたことについて、元警視庁捜査1課の大峯氏は、「防犯カメラを設置したということ自体が、出入りを確認したかった。どのくらい容疑性があるのか、程度についてはわかりませんが、行動確認をきちんとやるべきだったということでしょうね。行動確認されていれば、江東区の事件は発生しなかったでしょう」と話した。

警察は、江東区の現場に残されていた足跡が、渋谷区の事件の現場に残されていた足跡と似ていることから、事件の関連について調べる方針。

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