金融業界にもスニーカー通勤の波 狙いは「健康経営」

12/06 01:10
通勤には、歩きやすいスニーカーを。
金融各社が社員に推奨、その理由とは。

足早に仕事へ向かう人たち。

αが注目したのは、今、じわり浸透中のスニーカー通勤。
働く世代の運動不足を解消するため、スポーツ庁が奨励。

伊藤忠やアサヒ飲料など、大手企業が取り入れる中、その動きは、スーツ着用が当たり前の金融業界にも。

三菱UFJ銀行は、11月から従業員の歩行量に応じた金額を寄付する取り組みをスタート。

参加者全員の1日あたりの平均歩数に100円をかけた金額を、銀行が社会貢献活動をする団体などに寄付する。

スーツに合う黒のスニーカーを新調したという男性は、スニーカー通勤を始めておよそ1カ月で、自分自身の変化を感じているという。

三菱UFJフィナンシャル・グループ社員は「歩きやすくなったので、普段よりちょっと遠回りをして歩いてみようかなとか、歩くスピードも速く歩けるようになったので、ちょっと代謝は上がっている気がする」と話した。

計測された歩数は、スマホアプリで共有。
国内およそ4万人の従業員の1割ほどが参加し、楽しみながら歩数を競っているという。

三菱UFJ銀行 執行役員・南里彩子さんは「医療費の削減というのは、経営の一つの重要な課題だと思っている。財産が従業員自身なので、ものを何か作って売っているわけではないので、従業員の健康に目を向けるというのは、金融機関にとっては重要ではないかと」と話した。

スニーカー通勤の広がりは、大手保険会社でも。

住友生命保険は、4月から従業員およそ4万3,000人を対象に、スニーカー通勤を推奨。

また、日本生命保険も、部署ごとに順位を競うウオーキングイベントを開催するなど、従業員の健康増進を経営的な視点で考える健康経営が今、広まりつつある。