イスタンブール 驚きの猫事情

11/18 18:56
空前の猫ブームが続いて、国内の2017年の猫の飼育数が犬を上回る可能性がある中、トルコのイスタンブールを舞台にした猫のドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」が18日、日本で公開された。
舞台のイスタンブールは、猫が多いことでも知られている。
そこには、猫にとって「優しい環境」が整っていた。
街に響きわたる、イスラム教の礼拝への呼びかけ「アザーン」。
続々と集まる住民を出迎えているのは、このモスクに住み着いている1匹の猫。
子どもたちが勉強している最中も、堂々と床に寝そべってくつろいでいる。
「猫の街」イスタンブール。
その中でも、このカドゥキョイ区には、およそ8万匹の野良猫が住んでいて、独自の保護政策がとられている。
区が運営する動物病院では、けがや病気の治療のほか、予防接種や不妊手術に至るまで、全て無料で受けることができる。
そのため、自分の飼い猫だけでなく、野良猫を連れてくる住民も少なくない。
野良猫を連れてきた男性は「この子は、バイクに足をひかれたんだ。何かあれば病院に連れてきている」と話した。
猫が多い地区ならではの取り組みも。
交通量が多い道路の脇には、犬と猫の絵が描かれて、「ゆっくり走ってね」と呼びかける標識が設置されている。
過去に犬や猫が事故に遭った場所には、注意を呼びかける標識が2017年から設置された。
タクシーの運転手は「ここはよく通るからね。注意しなくてはと思って、気をつけているよ」と話した。
また、区とボランティアが協力して、毎日、この地区の野良猫に餌を与えている。
公園には、野良猫たちのために小屋も設置されていて、こうした環境作りができるのは、「猫は身近な存在である」という意識が根底にあるからだという。
ボランティアは「時々、猫とふれあいに来る人も多い。猫をかわいがり、餌を持ってきたりしている」と話した。
猫の生活を支援し、猫と共存する街。
そこには、行政と住民たちが一体となり、猫に優しい街を作ろうとする思いがある。

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