日産 後任会長の選任見送り ルノーとの立場の違い鮮明に

12/18 00:26
ゴーン容疑者の後任会長の選任は、見送られた。

日産・西川社長は「空席の会長については、継続協議ということを確認した」と述べた。

日産は、ゴーン容疑者の後任会長の選任を見送り、継続協議していくことを取締役会で確認した。

また、企業統治を改善するため、7人の社外取締役や専門家で構成する特別委員会を新設し、後任の会長人事は、特別委員会での議論や提言をふまえ、決めることになった。

大株主であるルノーが、日産の会長を指名することや臨時株主総会を開くことを求めるなど、立場の違いが埋まらなかったことが背景にある。

当面、会長は空席となる見通しで、西川社長は会長を決める時期について、「いつとは決めていない。十分時間を取って決めた方がいい」と、慎重な見通しを示した。

一方、三菱自動車も取締役会を開いた。

日産側からの内部調査の説明が行われ、終了後、益子CEO(最高経営責任者)は、ゴーン前会長の解任について、「妥当だったことが再確認された」と述べた。

一方、ゴーン容疑者が会長兼CEOにとどまるルノーをめぐり、フランスのフィガロ紙は17日、筆頭株主のフランス政府が後任人事の検討を始め、タイヤ大手「ミシュラン」のセナール最高経営責任者がルノー会長の有力候補と伝えた。

日産は、ゴーン容疑者の後任となる会長の選出を見送ることにしたが、ルノー側に一定の配慮をしたとみられる。

もちろん日産側は、この会長人事で主導権を取りたいとは思っている。

ただ、ゴーン元会長とともに今回、日産側も金融商品取引法違反で起訴されている。

さらに、今の経営陣も不正をちゃんと発見できなかったということで、今後、経営責任が問われていく可能性がある。

そういった中で、ルノーとの合意なしに、強引に会長を決めていくとなると、ルノー側からだけではなくて、社会全体からの批判も浴びるかもしれない。

そういったことに、配慮したんだというふうに思われる。

ルノーとの資本関係の見直しをしたいと日産が思っているともいわれているが、強引に進めれば、ルノーとの関係が悪くなる。

その関係の悪化は、日産にとってもいいことではないので、今後、新しい経営体制をどうしていくのか、そのプロセスをさらにどうしていくのかということをしっかりルノーに対して説得して、両者で協調していく必要があると思われる。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNプライムニュースデイズ
FNNプライムニュースイブニング