登録の“簡素化”がアダに? 「ペイペイ」不正利用

12/18 19:41
100億円の大キャンペーンが、わずか10日で終了したQR決済サービスの「PayPay」。

祭りのあとに浮かび上がったのは、身に覚えのない請求がきたという、不正利用だった。

100億円還元キャンペーンで話題を集めた決済サービス「PayPay」に、思わぬトラブルが。

クレジットカードが不正使用され、身に覚えのない謎の請求を受ける被害が相次いでいる。

被害に遭った男性(50代)は、「怖いですよね、まさか自分が...。(クレジットカード会社から)『PayPay経由で買い物しましたか?』と言われても、してないし、身に覚えが全然ないので」と話した。

自身は、「PayPay」に登録すらしていないにもかかわらず、いったいなぜ...。

2018年10月に、ヤフーとソフトバンクが共同で始めたスマートフォン決済サービス「PayPay」。

キャッシュレス化を進める東京都内の商店街では、「PayPay」のパネルを持った男性が、「話題のアプリPayPayご紹介しています」とPRしていた。

「PayPay」を導入した商店街のお肉屋さん。
18日は、現金払いのお客さんがほとんどだったが、鳥正・茂木亮専務は、「(PayPay利用者)普段は、1日10人くらい。全然ないところから、10人でも増えるのはすごいと思った」と話した。

知名度アップを目指す「PayPay」は、12月4日から、支払額の20%を還元する100億円キャンペーンを展開。
利用者が殺到し、わずか10日で終了した。

「PayPay」アプリのユーザー数は、200万人を突破したという。

しかし、この祭りのあと、「PayPay」を使ったカードの不正利用問題が浮上した。

ツイッターより
「不正利用されたみたい、50万円以上。PayPayどうなってるの?」
「80万円、不正利用されちゃいました」

番組の取材に答えた50代男性は、カード会社からの連絡で被害に気づいた。

被害に遭った男性(50代)は、「13日から14日の日付が変わるころにかけて、(カード会社から)『PayPay経由で買い物をしましたか?』というような電話があった。PayPayは使ってないし、登録もしてないし。4万5,000いくらかということで、びっくりしました」と話した。

一連のケースでは、何らかの形で流出したカード情報を、第3者が「PayPay」に登録し、本人になりすまして商品を購入したとみられている。

「PayPay」にクレジットカードを登録する場合、必要なのは、16桁のカード番号と有効期限、カード裏に記載された3桁のセキュリティーコードだけで、名前や住所などの入力は求められない。

しかも、セキュリティーコードは、何度間違えてもロックがかからない設定で、「000」から「999」までの番号をすべて試すこともできたため、これが不正につながった可能性がある。

スマホ決済にくわしい石川温氏は、「PayPayを使っている、使っていないは関係ない。クレジットカードを持っている人が対象。相当数のカードが被害に遭っている可能性がある」と話した。

「PayPay」によると、被害に関する問い合わせは、少なくとも11日ごろから数十件にのぼり、警視庁にも被害相談が複数寄せられている。

会社員の男性(62)「便利になりすぎると、リスクもあるのかなと」
会社員の女性(20)「そういう話を聞くと、余計に使う必要性のなさを感じる」

スマホ決済にくわしい石川氏は、「できるだけ、ユーザーが簡単に登録できるように、若干セキュリティーが甘くなっていた。本人確認を強化することが大切」と話した。

対策を進める「PayPay」は18日、アプリをクレジットカード情報の入力回数に制限がかかるよう変更し、アップデートするよう呼びかけている。

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