「4度目」の訪中 正恩氏の狙い 中国は歓迎ムード

01/08 19:10
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、特別列車に乗って、4度目の中国訪問。
このタイミングでの訪中には、どのような狙いがあるのだろうか。

銃剣を携えた兵士が並ぶ中、李雪主(リ・ソルジュ)夫人と赤じゅうたんを歩く、黒いコート姿の北朝鮮・金正恩委員長。

朝鮮中央テレビは8日午後3時すぎ、「敬愛する最高指導者は、中国を訪問するため、李雪主女史とともに1月7日午後、平壌(ピョンヤン)を出発された」と伝えた。

見送る幹部たちに、特別列車のデッキから、にこやかに手を振る金委員長。

そして、日本時間の正午前、長い編成の特別列車が、中国・北京駅に到着した。

北朝鮮・金正恩委員長らを乗せたとみられる特別列車の様子を、FNNのカメラがとらえた。

その到着とともに、黒塗りの車両や大型のバスが、続々と駅のホームへ入っていった。

その後、金委員長を乗せたとみられるメルセデス・ベンツの高級車「マイバッハ」は、白バイ隊の先導を受け、釣魚台迎賓館に向かった。

8日朝、中国の国営メディアが「金正恩委員長が、1月7日から10日にかけて訪中する」と伝えたのと同じタイミングで、北朝鮮の新聞も、金委員長の訪中を報道。

北朝鮮メディアが、金委員長が北京に到着する前に中国訪問を伝えるのは、これまでにないこと。

この訪中には、アメリカ・ポンぺオ国務長官のカウンターパートで、対米交渉を担当する、朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長も同行。

金委員長は、8日にも、習近平国家主席と会談する見通し。

実は、きょう8日は、金委員長の誕生日。
金委員長は、なぜ自らの誕生日のタイミングで訪中したのか。

2019年は、例年にない光と音のイベントで新年を祝った北朝鮮。

新年恒例のあいさつは、これまでとは違い、金委員長が執務室のソファに座るスタイルで行った。

その中で、中国との関係については、「3度にわたる、われわれの中国訪問。社会主義国間の戦略的な意思疎通と、伝統的な親善・協力関係を強化するうえで、特記すべき出来事となった」と、蜜月ぶりをアピール。

北朝鮮情勢にくわしい龍谷大学の李相哲教授は、2度目となる米朝首脳会談を前に、次のような思惑があったのではないかと指摘している。

龍谷大学 社会学部・李相哲教授は「北朝鮮も当面の課題として、経済制裁をどういうふうに突破するかということですが、やっぱり中国の助けがいる。早いところで手を打たないと、ことしは本当に厳しいという、差し迫った危機感も(訪中の)背景にあったのでは」と話した。

アメリカのCNNは7日、2回目の米朝首脳会談の開催地をめぐり、ホワイトハウスがすでに、タイの首都バンコク、ベトナムの首都ハノイ、そしてハワイに調査チームを派遣し、候補地として検討していると伝えた。

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