「京王電鉄」傘下の旅行会社が組織的に“不正乗車” 信頼裏切る“悪質手口

01/10 17:30
旅行会社が組織ぐるみで繰り返していた、JRでの不正乗車。
その悪質手口の実態とは。

首都圏を営業エリアとする大手私鉄、「京王電鉄」。

その傘下にある旅行会社・京王観光の大阪の支店が、JRを利用した団体旅行を扱う際、実際の参加者よりも少ない切符しか発券しないという不正を繰り返していたことがわかった。

旅行会社には、JRの切符を発券できる端末がある。
今回の不正は、このシステムを悪用したものだった。

仮に100人が参加する団体ツアーで、その手口を説明する。

JRの切符代が1人1万円だった場合、京王観光は切符代として、あわせて100万円を参加者から集める。

しかし、実際の切符を参加者より少ない80枚しか発券しなければ、JRに支払う切符代は80万円分となり、20万円が利益となる。

そして、ツアー当日。

改札で添乗員が切符を渡し、切符の人数よりも多い参加者全員を通過させていたという。

なぜ、このようなことができるのか。

首都圏の鉄道会社で30年間働いた経験のある、鉄道評論家の至道薫氏は、「京王観光ならいいんじゃないの? とか、『団体券に不正があるはずない』という思い込みと、『50人とか100人数えてられない』と、ほかの仕事もありますからね」と話した。

JRでは、駅によっては、旅行会社を信頼し、団体客数と切符の数が一致するか照合しない場合があることから、京王観光は、そうした状況を逆手に取り、不当に利益を上げてきたとみられる。

その総額について、親会社の京王電鉄は、「調査中だ」としている。

一方、被害者側のJR各社は、京王観光側に損害賠償を請求することも検討している。

観光庁は、不正の状況を調べたうえで、京王観光に対する立ち入り検査や、行政処分なども検討する方針。

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