“サル軍団”が電柱“綱渡り” なぜ? さらに追跡取材

01/10 19:39
青森県で撮影されたサルの電線綱渡り、いったいなぜ、あんな奇妙な行動をとるのか。
取材班は、青森まで追跡取材をしてきた。

住宅の屋根から森へと伸びる電線で、7日にキャッチされたのが、30匹ものサルたちが一斉に電線を綱渡りする映像。

10日の午後5時までに、SNS上でおよそ94万回も再生されている。

取材班は、東京から飛行機や車を乗り継ぎ、4時間半。
青森・むつ市の現場へ。

すると、10日も両手両足を使って、器用に綱渡りするサルを別の電線で目撃した。

さらに、あの集団綱渡り現場に居合わせたという住民と遭遇。

現場にいた人は、「1匹じゃなくて、次から次へと来るもので、びっくりして嫁さん呼んで写真を撮った」と話した。

次々と綱渡りするサルの群れは、地元の人にとっても、初めて見る光景だったという。

現場にいた人は、「あんな大群で来るのは、今までなかった」と話した。

この綱渡りザルは、地球上で最も高い緯度に生息する、ニホンザル。

いわゆる、“北限のサル”の群れとみられる。

北限のサルは、通常5匹から70匹の群れで移動していて、その総数はおよそ1,200匹とも。

サルが電線を綱渡りする理由について、広島フィールドミュージアム・金井塚務代表は、「雪が深いと歩くのしんどいんです。先頭歩きたがらない、へとへとになっちゃうから。一番の要因は、電線が1本しかない、このルートしか通れない。とにかく楽するのが彼らの生きよう、楽できるところは楽する」と話した。

7日のむつ市の積雪は、16cm。
確かに、サルにとっては歩きづらい状況。

国の天然記念物に指定されている、“北限のサル”。

一方で、近年はその数が増え、農作物を食い荒らす迷惑者として、捕獲の対象にもなる場合がある。

地元住民は「畑のものはみんなやられます。追いかけに行きます、みんな棒を持って」、「このへんで『かわいいかわいい』言う人いないよ。迷惑です」と話した。

住民によると、10日に取材班が目撃したサルのように、単独で綱渡りするサルの姿は、日常的によく見られる光景。

しかし、7日に撮影された“集団綱渡り”については、北限のサルたちを研究する、ニホンザル・フィールドステーションの松岡史朗さんは、「急いでいる感じがしていた。たぶん追われていたんじゃないかと思う、犬か人に。送電線とか電話線をサルが渡ることは、珍しくないんですよ。あの数が一気に連なって行ったというのが、珍しい」と指摘した。

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